安田造園 の 日記 とは
ブログ -職人の思い-

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いろいろな松

風邪が流行ってますね、みなさん風邪をひいていませんか、
実を言うと私は風邪をひいていました。
でも、予定がいっぱいですので、根性で仕事していました。
今回の風邪は、喉がむちゃくちゃ痛くて、おまけに鼻水が・・・
気が付けば嫁はんにうつしていました。 kao12.gif うつしたから治ったのかも・・・

今回は松の剪定について、ひとくちに松と言っても、いろんな松があります。
全国各地にほんとにいろいろな松が、剪定方法もいろいろです。

私は個人的に少し赤松がかかったと言うか、葉の柔らかい松が好きです。
剪定の方法は、自然に近いやわらかい剪定が好みです。
地方により剪定方法もまちまちです、
私の修行時代は京都の本場でしたから、京都はどくとくな剪定方法です。

私の嫁は和歌山なんですが、和歌山は京都とはまったくと言っていいほど
剪定方法が異なります。私はどちらかと言うと京都風に近いですが、大阪の
狭い住宅環境では、その場所にあった剪定をしないと、京都風に自然仕立てを
何年もしましたら、松の枝先が伸びてご近所さんに迷惑をかける事になってしまいます。

もちろん敷地の広い環境ではのびのびと仕立てていきますが・・・
一般的に松は6月に緑摘みという剪定をしますが、それはそれでいいのですが、
私は緑摘みを好みません、と言うのも緑摘みの程度にもよりますが、
植木屋さんによっては6月に緑摘みと称して一芽残らず摘んでしまう
植木屋さんがおられます、それはそれでそういう仕立て方もありますが、
私は嫌いです。それと言うのも根こそぎ全部の芽を取ってしまいますと、
その止めた所から小さな芽が4つも5つもだんごのように芽が出てきます。

葉の短い小さな芽はいいのですが、全部の芽を止めていますので、まるで
盆栽のような松というか、松の木の流れがありません、そんな松を好む方は
それでいいと思いますが、やはり松は枝の流れや幹の勢いも松の景観のうちで
植木本来の姿だと思います。一度すべての芽を止めて仕立ててしまいますと
毎年その方法で剪定をしないとどうしようもなくなり、維持できなくなってしまいます。

やっぱり植木は自然に近い剪定方法が一番いいと思います。
こんな事を書くと同業者の植木屋さんにお叱りを受けそうですが、
どの剪定方法がいいかは人それぞれ好みが違いますし、地方により気候風土も違いますし、伝統がありますので、しかたありませんね。

ここ最近私手がけている松を紹介します。

この上の松は安田造園が手がけて4年目です、以前の剪定は芽を止めるだけの剪定でお手入れをしていたせいか、手も入らない状態でふところの枝は絡み合い枯れ枝はそのままでした、遠くから見ればそれなりにきれいですが、松の剪定は最悪でした、私が1年1年いらない枝を抜いていきやっと松らしい姿になってきました。松以外の植木は施主様が自分でお手入れをされています。

この上の松は、今年で2年目の剪定になります。初回にお声を掛けて頂いた時は荒れ放題と言うか、形がなかったです、この松は何十年も本職の植木屋さんが、お手入れをされていたそうですが、何十年も掛けてどうにもならない浮き上がった松に育てていたみたいですね、同業者として情けないです、今後徐々に戻していきたいと思います。初回に剪定した時は三分の二以上のこぎりで枝をはらいました、今後5~6年も剪定を続ければ少しは見れる松になると思います。

この上の松も安田造園で4~5年目です、この松も上の松に同じくひどい状態でしたが、かなりよくなってきました。

この上の松も4~5年目、安田造園が入る前は高齢の植木屋さんがお手入れをされていたいたそうですが、高齢でお亡くなりになり、困って依頼されてきました。この松をはじめて登った時は素人さんが、お手入れをされているのかと思うほど、肝心なふところの大事な枝が落とされてありません、小さな芽を大事に育ててここまで回復しました、松自体は勢いのあるいい松です、今後が楽しみな松ですね。

施主様より写真で紹介する事は上の写真を含みすべて了解を得ています、ありがとうござました。今後ともよろしくお願い致します。

松が哀れで可哀想 あまりにひどい剪定

みなさん、ご無沙汰です、久々の更新です。

言い訳になりますが、ついつい忙しくて更新が・・・kao21.gif

今日は松の剪定の話です、つい先日安田造園のお客様のお庭のお手入れに行った時の事です。お客様の近くのお宅で、安田造園のお客様ではありませんが、あまりにもひどい松の剪定を見て思わず写真を撮ってしまいました。写真を見て頂いたら、素人さんでも分かると思いますが・・・松がかわいそうです。お客様の話では、プロの植木屋さんが剪定をしていたそうですが、プロならなおの事同じ植木屋として恥ずかしいです、どうしてこんな剪定をするのでしょうか、kao21.gif kao14.gifわざわざ大事なふところの大事な新芽をきれいに取り除いて切る詰めるべき芽を残しているのでしょか?プロの仕事ではありませんね。植木の好きな素人さんの方が、ず~~とましな剪定をします。こんな剪定をしてお客様から、お金を頂くのでしょうか?不思議です。ま~~この写真を見てやって下さい。この記事を見ている方は良ければ一言感想を頂ければ幸いです。

次に紹介する下の写真は、安田造園のお客様の松です、この松は安田造園が剪定をさせて頂いて5~6年目でしょうか、この松も初めはかなり浮き上がってどうにもならない松でしたが、かなりましになってきました、引き続きこの先も剪定をしていきたいと思っています。この記事を見ている皆さん上の写真との違いがお分かりでしょうか?

松は他の雑木と違って葉の無い枝からは芽を出しません、と言う事は上の2枚の松のように浮き上がった状態からは切り戻しは不可能に近いです。可哀想ですが、それなりに枝を作っていかないと仕方ありません。それにしてもあまりにひどい剪定で上の2枚の写真の松はかわいそうです。上の2枚の写真の松のようになる前に、植木屋さんを替えた方がいいですね、素人さんには分かりづらいかも分かりませんが、早めに業者さんを断って下さいあなたの大事な松が可哀想です。松はちゃんと手入れをしていれば、年々良くなってくるのが普通ですが、年々悪くなっていると感じたら早めに植木屋さんを替える事をおすすめします。

これから日々少しずつ寒くなっていきますが、みなさん健康管理に気を付けて風邪など引かないよう、気を付けて下さいね。ではまた!kao06.gif

大きな松

めっきり秋の空気に入れ替わりましたね、
キンモクセイのいい香りが何処からともなく香ってきます
お客様のお宅でキンモクセイの匂いがすると、
なんともいえないいい気持ちになります。

先日新規のお客様で大きな松のあるお宅へ訪問してきました。
この大きな松は今まで75歳の高齢の植木屋さんが手入れを
していたそうです、今回は体の調子が悪いと言う事で安田造園に
依頼されました、安田造園のお客様でもこんなに大きな松が
植わっているお宅は数件しかありません。

立派な大きな松ですが、私にとっても久々に大きな松で職人
としての血が騒ぎました、松のうえに上ると下から見るのとは
大違い、中段くらいの枝は命綱がないと枝先まで手が届きません。
こんな大きな松を75歳の植木屋さんが手入れをいてたと思うと
さすがにたいしたもんだと関心させられました、
長年の経験がないと出来るもんではありません。

私も30年以上植木屋をしていますが、まだまだひよこです
植木屋さんの仕事は大変ですが、やりがいがあり大きな松を
きれいに手入れして下まで降りた時は気持ちがいいもんです。

植木屋さんには定年がありません、私は今年52才です、
と言う事はまだまだこれからしっかり仕事が出来ます、kao05.gif kao05.gif
まぁ~体が資本ですから、健康であればの話ですが・・・
私は植木屋の仕事が大好きですから、80歳までを目標に
頑張ろうと思います。この大きな松を75歳の植木屋さんが
お手入れをされていたと言う事で勇気付けられました。

安田造園へのご依頼ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

お庭のリフォーム?ガレージ工事かな

ここ最近すっかり涼しくなって、過しやすくなってきましたね、 kao05.gif 
朝はかなり肌寒くなってきましたので、風邪をを引かないよう
気を付けましょう。

今回紹介するのは、長いお付き合いをさせて頂いている
お客様です。
毎年12月に植木の剪定をさせて頂いています、
今回裏庭の中の駐車スペースの土間が痛んでるし、
使いがってが悪いと言う事で
お庭の一部を改修して広げる事にしたそうです。
と言う事でお客様の承諾の上ご紹介致します。

上の写真はここに神棚を祭っていた所です、
宮司さんに依頼して御祓いをして頂きました。

上の写真は既存の板石と庭石を再利用させて頂き、
大きな庭石は重機が入らないので
チェングロックを使い石組をしました。

下の写真は、このスペースも車が乗り上げる事が
ありますので、6㎜のメッシュ敷きをして
サイコロをかませました。

この部分は裏の入り口の前ですので、コンクリートのままでは
味気ないので庭と違和感のない色でスタンプコンクリート仕上げの作業です。

この下の写真は駐車スペースになる部分です、
コンクリートの下で見えなくなりますが、
一番重要な工程でメッシュ敷きとコンクリートの割れ防止の
ための収縮目地を入れているところです。

裏入り口前のスタンプコンクリートが
仕上がった状態の写真です。

無事完成しました、写真では分かりずらいですが、
きれいに仕上がりお客様に大変喜んで頂きました。
お客様に喜んで頂けるのが、
一番うれしく思います。

このたびは、誠にありがとうございました。
植木のお手入れの方は例年どうり12月に訪問させて
頂きますのでよろしくお願い致します。

どこの植木屋さんもこれから年末にかけてますます
忙しくなります。剪定で待って頂いているお客様例年どうり
順次訪問しますので今しばらくお待ち下さいますますよう、
よろしくお願い致します。

アプローチ改修工事

いつも、たくさんのお客様にお世話になって
ありがとうございます。

台風が近畿を通過中です、皆さん気を付けて下さいね。

今回はお世話になって数年目のお客様です、

以前から相談を受けていたんですが、今回費用を抑えて
一番上の段をすべて張り替えるという事になりました。

下の段も痛んではいるんですが、なんとか辛抱出来ますので、
また次回という事で・・・

少しは草引きも楽になりすっきりしました。

屋上庭園

新規のお客様より依頼がありビルの屋上の庭園の剪定に行って来ました。

見晴らし最高 kao01.gifkao01.gifkao01.gif ここは何処 ビルの屋上とは思えませんがビルの外を覗き込むと、ゾォ~~とするくらいの高さなんと11階の屋上です、造園屋さんといえども普段は屋上庭園の剪定はめったにある事ではありませんので、ちょぴりウキウキ気分 kao01.gif

ちょっと話がそれましたね、このビルのオーナーさんは、ビルを建築する再に、憩いの空間と言うかホット一息つける空間がほしかったみたいです。
ビルはバブルの頃に建てられたみたいで、高価な燈篭がいくつも今だったらこんな贅沢な事はちょっと・・・

今回のお手入れのメインは松の木で何年もの間手を入れていないという事で松を松らしく、剪定し育ててほしいとのことで、剪定に訪問させて頂きました。プロの目で言うとせっかく屋上にお庭があるのですから、もっと前から手を入れていればよかったのに。。。kao17.gif
せっかく今回縁があって呼んで頂いたので、これからは年に一度は訪問させて頂けたら幸いです。長い目で見て松を松らしくお手入れしていきましょう
写真ではうまく写っていませんが、ビホアー アフター の写真です、ちょっとカメラの設定がいまいちで分かりずらいですね kao17.gif 本日は大変お世話になりありがとうございました、今後ともよろしくお願い致します。

明日から9月

久々の書き込みです、明日から9月ですね。
やっと少し涼しくなってきました。

今日は久々の休日でゆっくりできました。

相変らず仕事は忙しいですが、これからは気温が徐々に
下がって仕事がやりやすくなります、今日は久々に
良い天気でしたね。

私の住んでいる所は大阪で、とっても住みやすいところです。

今年は台風があまり来ないですが、今から来るのかも、

ここのところ各地の豪雨で大変な被害が、被害を受けた
地域の方々に心からお見舞い申し上げます。

一日も早く普通の生活に戻れるように…

造園やさんの仕事はこれからますます忙しくなってきますが、
お客様あっての仕事です、ここからお客様に感謝します。
ますます忙しくなりますが、ブログも頑張って書かないと 

マキの木の葉むしり

新規のK様宅へ訪問して来ました、今回ご紹介させて頂く内容は、K様より一本の電話の問い合わせより・・・ マキの木の葉むしりはして頂けますかと言う問い合わせを頂き驚きました。と言うのも一般素人の方がマキの木のお手入れ方法を指定というよりは、マキの木の葉むしり(もみあげ)というお手入れ方を知っていたのが、驚きでした。

100%とは言いませんが、ほとんどの方がマキの木の葉むしりというお手入れ方があるのは知らないと思います。お電話で問い合わせを頂いた時は、少しうれしくなりました。

というのも私自身マキの木の葉むしりという手入れ方法は私の京都での修行時代はあたりまえのようにお手入れをしていたからです。現在大阪はともかくほとんどの地方で葉むしりというお手入れ方はされていませんし、マキの葉むしりなんて事を知っている植木屋さんも数少ないと思います。

大阪の業者さんの中ではなかなか探す事すら困難だと思います。しかたないというか、お客様にしてみれば、マキの木を松のように葉をむしって頂けるとは夢にも思っていないでしょうし、松のように手間を掛けてしまうと、お客様にとっても、費用がかかり大変です。

今回お問い合わせを頂き耳を疑いましが、ほんとうにうれしく思いました、安田造園のお客様の中にも、マキの木の葉むしりをして頂いているお客様は一軒だけです。マキの木も松のように葉をむしるという作業を繰り返す事により、見違えるようにきれいになるだけでなく、植木のためにもいいと思います。

このたびは、K様お問い合わせ御依頼誠にありがとうございました。マキの木の管理(お庭の管理)をしっかりとさせて頂きたいと思います、今後ともよろしくお願いします。

お盆休み

安田造園のお盆休みのお知らせ 13日(水)~17日(日曜日)
18日(月)より営業します、よろしくお願い致します。

おかげ様でたくさんのお客様からお問い合わせ頂き、
訪問させて頂きました、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

お盆が過ぎてもまだまだ猛暑は続くと思いますが、
皆さんくれぐれも、熱中症には気を付けて
水分の補給はこまめにとり健康管理には気をつけましょう。 

サルスベリ

毎日暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか、今日は夏を代表する花・サルスベリの花の紹介です。きれいに咲いていましたので、お客様のお庭で写真を撮らせて頂きました。

サルスベリは別名(百日紅・ひゃくじっこう)とも呼ばれています。

<物語> 中国の伝説で、恋人と百日後に逢うことを約束した乙女が、約束の百日目の直前に他界、その死んだ日の後に咲いたという花.日本では元禄時代の園芸書「花譜」に、「紅花が100日間咲く」と説明があったので、”百日紅(ひゃくじつこう)”.
 また、木の肌が滑らかなので、猿も滑ることから、”猿滑”とついた.木の肌を掻くとくすぐったそうなので”クスグリノキ”という別名もあります。

サルスベリの花の楽しみ方を紹介します、まづは初夏に咲き始める花を楽しみ、8月の下旬近くまで充分に楽しんだ後は花の咲いている枝の元から20~30㎝残し枝を切り落とします、切り落とした枝先から新しく幾つかの枝が伸びてきます、そしてその枝先にもう一度花芽が付き花を咲かせてくれます、9月中旬過ぎまで花を楽しむ事が出来ます。一度試されて下さい。

あともう一点サルスベリはよくウドンコ病が付き、すす病となりせっかくの花芽がやられてしまい、そのままにしておくと花をみる事が出来ません、消毒はもちろんですが、すでにすす病にやられてしまったサルスベリは、思い切って20~30㎝残して枝を切り落として下さい新しく出た枝先には必ず花を付けてくれます。

毎年病気にやられて花を見れない方は是非一度試して下さい。ではサルスベリの花の写真を見てくださいね。