安田造園 の テッポウ虫の駆除 とは
ブログ -職人の思い-

テッポウ虫の駆除

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みなさんご無沙汰しています、桜の花も終わりましたが・・・
次々といろんな草花や花木がお庭をにぎやかに咲き誇る季節に
なってきましたね kao06.gif 造幣局の通り抜けは明日20日まです。

今日は植木にとって致命的となるテッポウ虫の駆除及びやられると
どうなるのか紹介させて頂きます。テッポウ虫はゴマダラカミキリの
幼虫です、柑橘類やモミジ・ヤマボウシ・バラ・ヤナギ・その他
いろんな木に寄生します、状態としてはまず木の根元付近におがくず
のようなものがが落ちていないか確認、幹の表面や周りが痛んでいないか?
一見食われていてもわからないことがあります、
よく見ると幹肌が浮いた状態になって
空洞になっています。テッポウ虫はちょうど植木の形成層の部分を
食い荒らしていきます、大きな木でも形成層を食い荒らして
いきますので植木は水分を吸収することができなくなって枯れてしまします。

下の写真はお客様宅の植木で柑橘系ですがひどいことになりました。

お客様が大事にしている木なので、治療をさせて頂くことにしました。
テッポウ虫に食われて痛んでいる所を撤去するとこんな状態になりました。

テッポウ虫に食われて痛んだ幹肌をすべて取り除いたところです。
写真で確認できると思いますがこの穴の中にテッポウ虫の幼虫が
いましたのでほじくり出して駆除しました。根元近くにも一匹
計2匹駆除しました。

こんな感じで植木の幹の中に潜んでいます。
この写真はネットより添付させて頂きました、ごめんなさい。

痛んだ樹皮を取り除いた後に薬液処理を施しカルスメイトで表面を保護
及び蓋をしましたそのあと幹がボコボコで穴だらけですので自力で
立っている事ができないのでコンクリートで補強してなおかつ
倒れないように杭で支柱をしました、枝葉はひどく傷んでいましたので
植木の負担を軽くするために、強剪定をしました。
作業日は3月3日です、その後の状態はまだ確認していませんが
これで生き延びると思います。その後の状態は次回報告させて
頂きたいと思います。

仕上げはコンクリートが乾いたら幹肌に近い色のペンキを塗布して完了です。
コンクリートが乾いた後にペンキを塗りに訪問しました。

植木の状態がおかしい、元気がない、根元付近におがくずみたいなものが
あるなど気が付きましたら早めの対策をしてください。根元付近におがくずを
見かけましたら、土を掘ってテッポウムシがいないか確認すると同時に
スミチオ・カルホスなど薬剤散布をしてください、
一般の園芸店やコーナンなどの園芸コーナーで手に入ります。

お世話になっているお客様へ!

新緑の映える季節になってきましたが、温かくなり害虫も
活発に動き出し気を付けないと大切な庭木が荒らされる時期でも
あります、順番に薬剤散布に訪問させて頂きますので
よろしくお願い致します。