松の外科的治療を紹介します。
今回ホームページより松の剪定の件で
問い合わせを頂きTさんのお宅へ訪問して来ました。
松の剪定が素人目で見てもおかしいと言う事で
松の拝見をし、再度剪定をして来ました。
確かに長い間お手入れされているのに枝は乱れて
流れもなく、枯れ枝や絡み枝もそのままでしたが、
松そのものは樹勢もよく元気でした。
今回は松の剪定はともかくとして、松そのものが傷んでいて
倒れるのでは、松に大きな穴が・・・
治療をお勧めし治療をして来ました。
ポッカリ穴が開いていて根元で貫通していました。
なぜかかり付けの植木屋さんが、見逃し放置するのでしょうか?
内部の痛んでいる所をすべて切除して、薬液処理・傷口の保護処理
痛んで内部で溜まっていた木くずがバケツ一杯出ました。
穴の内部で鉄筋を組んで補強し穴の上部よりコンクリートを
流し込み再度上部より鉄筋で補強し穴をふさぐ。
最後に表面の処理として、コンクリートが完全に乾いたら
表面をよく似た色の塗料で塗装する。
これで治療は完了、一安心です強度も増し、植木の寿命も大幅に長くなります。
以前30年ほど前に大きな松の大木を外科的治療しましたが、
いまだ元気に成長し維持しています。
費用は掛かりますが、大事な植木のためには是非治療をして
頂きたいですね、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。