今回は日本庭園の松の芽摘み剪定に参加してきましたので紹介させて頂きます。
作業日は5月27日より一週間以上、時期としては最適かと思います。過去2015年の6月に芽摘み剪定の記事を載せています。あれから4年、計7年松匠さんにお世話になり万博日本庭園デビューさせて頂きました。
この芽摘み剪定をする事により
年間を通して松の美しい姿を楽しむ事が出来ます。
万博記念公園の日本庭園の松に関しては芽摘み剪定の講習会も開催しているみたいですが、詳細を知りたい方は調べて見てください。
この芽摘み剪定方は私が知っていり限りでは熊本の水前寺公園内の松も同じ剪定方法だったと思います。九州地方でも同じような剪定方法がさせているみたいです。私が修行をした京都では自然仕立てです、自然仕立てもまた美しくて綺麗です。京都の二条城の松は見ごたえがあります。松の手入れ方法は地方により違いがあります。
今回作業に携わった専門職人は総勢20~30人早朝から集まり説明を受け各々が担当する松の芽摘み剪定開始します。ただ松が大きく高さもあるため松1本に対して職人が3人~6人が作業します。私も初めての経験で戸惑いもありましたが無事作業させて頂きました。
作業終えて思うことはいくら職人とはいえ技術的に多少の違いがありますので細かく言うと剪定後の仕上がりに差が出ます。
まぁーそこは松を観賞するには距離がありますので気にしなくても大丈夫だと思いました。
剪定後の松は本当に美しい!
芽摘み剪定方は時期を逃すと出来ません。ご自宅の松をどんな松にしたいのか、お庭のまわりの環境や条件にもよりますが一度ご興味をそそいで観てみてはいかがでょう。
芽摘みの時期を逃すと芽が長く伸びて見た目に鬱陶しくなりますが、だからといって暑くなるこれからの時期に芽摘み剪定は避けて下さいね。松が暑さに耐えかねて痛み最悪枯れてしまいます。
芽摘み剪定の時期を逃してしまった松は夏の剪定は避けて涼しくなってからお手入れしましょう。気になる方は、お世話になっている植木屋さんに聞いてみるのもいいかもですね。
ただ植木職人も少なくご高齢で、なおかつ手間を掛けると費用か高額になるというもんだいもあります。
実際には手が回らない状態が現状ですので難しいですが、
私の思いはプロとして活躍されている植木屋さんにもっと植木に愛情を注ぎ腕を磨いてほしい。
話がそれてしまいましたが、是非一度万博記念公園の松を観賞されてみて下さいね。
松の写真の下枝は芽摘み剪定講習会のため残しています。